山内泰幸さんが注目 ここが気になるカープ投手陣 |
山内:野村祐輔、彼は非常に力を持った先発投手なんですけども、昨年は力を発揮できなかったというところで、鍵を握る選手の一人だと思いますね。 コントロールを取り戻せ 「野村祐輔」編 プロ入り3年目の昨シーズン。野村投手は4月に3勝を挙げますが投球に安定感を欠き、シーズン2度の2軍降格。不本意なシーズンに終わりました。 野村投手の投球を、山内さんはベンチでこう分析していました。 山内:ここぞという時にコントロールが甘く入ってしまう状態が続きましたね。彼の生命線はコントロール、低めへのコントロールだと思います。それが改善されればイケると思うんですけどね。 山内:甘くなる、高くなるのも、ボールになった後に甘く入ってるんですよね。打たれるのが怖くなった。精神状態の問題が少し入ってるんですよね。 山内:その為にコーナーを狙いすぎてボールになって、不利なカウントの状態の中で少し甘いところに投げてしまうというところが一つありましたね。 野村投手の復活がチーム優勝への鍵を握る。山内さんはこうアドバイスしていました。 山内:シーズン中にも言ってたんですけど、野村祐輔という投手は1試合を0点、全試合を完封するという投手ではなく、1試合を2~3点以内の失点に抑えてゲームを作ってくれるという投手だと思うんで、1点を怖がらないということですね。 山内:1試合をトータルで考える。そういう投球ができれば2~3点以内に抑えて、打たせて取る、勝ちが増える事になると思うんで。 そして山内さんが挙げたもう一人の選手は。 山内:やっぱり左の戸田というところが(先発陣に)入ってもらいたい選手だなと思っています。 カーブでストライク 「戸田隆矢」編 プロ3年目の昨シーズン。戸田投手は大きく成長。先発の谷間的存在から、後半は中継ぎに回り7月にはプロ初勝利。ストレートも150キロ近くを計測しています。5番目の先発投手になるためのポイントを山内さんはこう指摘します。 山内:ボールのスピードも去年、中継ぎを経験した事によって速いボールを投げれるということを自分の中でも分かってきたと思うんです。 山内:得意なボールは真っ直ぐとフォーク、2シーム系のボールが得意なんですけど、そこに緩いカーブでカウントを取れるようになればもっと投球も楽になって、先発向きの投球スタイルになるんじゃないかなと思います。 山内:だから戸田のポイントは緩いカーブをいかに思い切って投げれるか。そこを一つ注目して見たいところです。 ── テレビ新広島「TSSスーパーニュース」(29日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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