一岡竜司 ゼロからのスタート |
Q.カープの秋季キャンプは 一岡:やっぱランニングメニューなりが、キツイですね。 移籍1年目の今シーズン、相手バッターを寄せ付けない圧倒的なピッチングと、その愛くるしい表情で、一躍カープになくてはならない存在となった一岡竜司。しかし… 一岡:去年の自分からしたら「よく頑張ったな」と思うんですけど、客観的に見て2回離脱もしましたし…。防御率とかセーブとかで良い経験はさせてもらったんですけど、あまり自分自身では来年以降にあまり参考にならない数字というか。 防御率0点台をマークした成績よりも、一岡の脳裏に強く残っているのがケガによる離脱。 一岡:離脱した2軍に落ちた枠のところに、また新しい人が入ってきて…っていう当たり前の流れで、そういう競争心というか、”負けてられないな”という危ない気持ちのほうが大きいです。 飛躍を遂げた1年にも危機感を持って臨んでいる秋季キャンプ。 一岡はここで新たな3つの試みを始めています。 新球種の挑戦 一岡:「絶対この球種を覚えるぞ」とかそういうのはないですけど、チェンジアップなり、腕を立てて投げるナックルカーブなり、来年使うかどうかは全く分からないですけど、そういう長い目で見て困った時に引き出しとして使えたらいいなと思って取り組んでいます。 一岡:ケガしてる時に、軽く壁当てなりやっていく中で、ケガしていても時間がもったいないと思って、いろいろ握りを試してました。人から教えてもらってすぐ投げられればいいんですけど、そういうのは自分にはないんで。 フォームの改良 一岡:思い切り変えるってわけではないですけど、少し変えるとしたら、この秋の時期かなと思って。ピッチングコーチと相談しながらフォームをちょっとずつ変えていっています。 一岡:模索している状態なので、コレというものは分からないですけど、下半身の足の下ろし方というか、言ったら難しいんですけど、来年投げる機会があって、見ていただければ少しは分かるのかなって感じですね。 体のケア 一岡:ケガに対して敏感というか、もう絶対したくないという思いが強いので練習中はもちろんなんですけど、部屋(宿舎)に帰って健康グッズといったらアレなんですけど、ケアのストレッチ系の道具を自分で買って、いろいろ持ってきているので、しっかりほぐして疲れなく翌日にっていう。 一岡:長く野球をやるためにも、そういう小さな事をやっていきたいなと。 来季の目標 自らをしっかり見つめ、さらなる飛躍へ歩みを進める一岡。最後に来シーズンの目標を聞くと意外な答えが返ってきました。 一岡:またゼロから自分を作り直す感じで、また来年、開幕一軍の枠を、投げるポジションはどこでもいいので掴みたいなと。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(9日放送)より一部要約 |
北別府学さんのコメント |
北別府:昨年までジャイアンツで一軍での経験がなかった中で、今年はカープで大車輪でしたよね。そういう中で故障した。故障して初めて自分の…映像なんかを見るとそうなんですけど、いかにフォームが正しくタイミングがよくないと故障になるかということだと思うんでね。 北別府:そういった彼の3つのポイントを見ると、全部が故障した人間が初めて味わう、分かることなんですね。 ── 北別府さんが来シーズン一岡投手に求めるポジション、どういったことを期待されますか? 北別府:昨年まで真っ直ぐしか投げてない中で、ナックルカーブとか、チェンジアップ、ちょっと楽なピッチングを覚えようとしてますんで、そういった意味では 彼が8回、9回、抑えがどうなるか分かりませんけど、1イニングをきっちり抑えてくれるポジションについてくれると本当に計算ができるという投手陣になると思います。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(9日放送)より |
安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
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