石井琢コーチの解説 |
田中:さぁ、スタジオには実は初登場!2012年に現役を引退、現在は広島東洋カープでコーチを務められている石井琢朗さんに来ていただきました。よろしくお願いします。 石井琢:よろしくお願いします。 田中:石井さんで日本シリーズというと横浜の時の、初戦のトップバッターで第1打席ですよね。いきなりセーフティバントするんですよ。この時は最初から決めてたんですか? 石井琢:大体、始まる前から決めてたんですけど、ただ普段通りの野球をしたいということで、僕達はこう戦っていくという意思表明というか、決意表明みたいなバントですね。 田中:それでは石井さんと槙原さんと共に日本シリーズ第1戦を見て行きましょう。 スタンリッジがバント失敗。1番・柳田の前でチャンスをつぶし 石井琢:これは次が柳田君ということを考えるとバントも良くなかったんですけど、セカンドランナーの今宮君が自重しても良かったなぁ。ちょっともったいないプレー。 ── マートンのバッティング(2点タイムリー2ベース)はいかがでしょうか? 石井琢:見事の一言なんですけど、ただやっぱりDH制が使えないソフトバンクということもあるし、次の回がスタンリッジからの打順ということもあって、投手の代え時というのをソフトバンクベンチが迷ったかなと。 田中:タイガースにとってはこれ以上ない、タイトルホルダーのみんながそれぞれ仕事してんですよ。特に助っ人の4人の方ね。最多勝のメッセンジャー、打点王のゴメス、首位打者のマートン、セーブ王の呉昇桓。これ石井さん、完璧じゃないですか? 石井琢:すごいですね。これこそ助っ人というか、シーズン中と同様の活躍をこの第1戦でも見せてくれたという感じですね。 田中:タイガースの勝利の1番のポイントはなんだったんでしょうか? 石井琢:ポイントは「超積極打法!」。全体的に言わせてもらうと、さっきVTRでも言いましたけど相手のソフトバンクがDH制が使えないということもあるし、甲子園の大歓声。 石井琢:ああいう地の利を活かした中での阪神の勝利だったと思うんですが、ポイントを挙げるとしたら4回の攻撃前にですね、阪神ベンチが円陣を組んだんですよね、 石井琢:この円陣でどういうアドバイスが出たかは分からないですけど、ゲーム当初からスタンリッジに対して迷いつつも積極的にいっていた打線が、この円陣を機に迷いがなくなったというか、吹っ切れたスイングが見えたなと。 石井琢:で、この回に6人で1点を取るんですけど、6人中4人が初球をスイングしてきて、積極性、積極的なスイングが当たりこそ良くなかったんですけどヒットゾーンにボールを運んでの1点だったと思いますし、それが次の回の5点に繋がったかなと。 田中:第2戦の見所はどうでしょう。 石井琢:阪神の場合はCSから負けてないですから、連勝をどこまで伸ばせるか。 ── TBS「S☆1」(26日放送)より |
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