福井優也 激白!好投の裏に隠された本音 |
福井:(今シーズン初勝利は)もう久しぶりすぎて不思議な感じはしましたけど、すごい嬉しかった記憶があります。 福井:本当にマウンドで涙が出ちゃいそうになるぐらい…。 7月21日の阪神戦、9回のマウンドに上がった福井を待ち受けていたのは…。 福井コール 大観衆の声援を背に完投勝利。自身にとって実に722日ぶりの白星を飾ると、勢いそのままに3連勝。 それでは一体何が福井を変えたのか。 福井:(技術的には)そんなに変わってはいないと思うんですけど、精神的な面で考え方というか、そんなに自分を追い込まない。迷いは追い込まないようになってきた感じはありますけど。 これまでの福井はストレートは一球品と称えられながらも勝負どころで制球を乱し、四球を連発。過去3年の成績も10勝15敗、防御率4.57。周囲の期待とは裏腹に、結果を残すことが出来ずにいた。 福井:今までは使ってもらえる時に結果を出したいという気持ちがすごい強くて、せっかく1軍に上がったんだから2軍に落ちたくないとか、そっちのマイナスな事ばかり考える方だったので。 福井:今はやることだけをやって、落とされたら落とされたで、目の前のことをしっかりやろうと今は思ってやっています。 福井:ピンチの時もミットだけ見て投げる。 ── ピンチだからとか、ランナーがいないからで自分のピッチングを変えるのではなく? 福井:それで僕は変わってしまう。ランナーがいるとか意識しちゃうと逆に。バッターがピッチャーだから打ちとって当たり前とかって考えると、僕はダメなタイプなので。 福井:意識せずに真ん中に投げようと思って投げる。 そんな精神面の修正が結果として現れたのが、10日の阪神戦。勝利投手の権利を得るまであとアウト1つとなった5回。2アウト2塁1塁、打席には伊藤隼太。渾身のストレートで見事にピンチをしのいで見せた。 福井:手応えというのはないですけど、完璧なボールじゃなくてもいいとは思いましたね。自分が理想とするボールを投げないとダメだと思ってましたし、そこを目指すのが投手だと思うんですけど。 福井:それよりストライクが取れないと試合にもならないですし、試合中もすごい不安になることはありますけど、そこで逃げても仕方ないので、思い切って腕を振ろうしか考えてないです。 福井:シンプルに考えようとは思っています。 福井:マエケンでも打たれるし、大瀬良でも打たれるので僕も打たれて当然なんで、最小失点に抑えたりビックイニングを作らないことを意識しています。 福井:試合を作るということは、どう自分の投球をするかを考えているので、(カードの)1戦目、2戦目で打たれて連敗しているから「僕もしょうがない」というのを逆にプラスになると考えて。それでも打たれたくないという気持ちはありますけど。 福井:打たれても仕方ない。勝てたらラッキーくらいに考えてます。 弱い自分を受け入れ、それでも前に進み続ける。それがマウンドの上で自分のピッチングをする為に福井が導き出した答え。そしてその考えは残り42試合となった今でもけして変わることはない。 ── 6人で回していけば福井投手もあと7回、登板する機会があると思うんですけど、今後への意気込みを含めてお願いします。 福井:意気込みとしては7回(7試合)投げられるようにしたいなと思います。先は見ずにとは思いますけど、1戦1戦しっかり、まず1試合投げ終えて「また次も投げてくれ」と言われて、もう1回投げるくらいで僕はいいと思う。 ── 自分の勝ちもそれについて来ればいいですね。 福井:それはオマケとして。チームが勝てるようなピッチングがしたいです。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』【番外編】」(16日放送) |
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