巨人・原辰徳選手との真っ向勝負 |
津田投手の信条は真っ向勝負。次はストレートと分かっていてもストレートを投げる。その駆け引き抜きのピッチングにバッターも気迫で挑みました。 原辰徳さん:彼(津田投手)と…優勝を争っている時にドーム球場で対戦したけど…まぁ速かった。あ、ドームじゃない…後楽園!速かったんですよ。彼が抑えの時ですよ。 原:僕は左手首が痛かったんですよ。「おかしいな~おかしいな~」って。でも僕もこの試合勝たなきゃって思ってね。で、「もういいや」と思い切って「バシャーン」と振ったんですよ。 津田投手のストレートと原選手のフルスイングがぶつかりあったこの一球。原選手の左手首は骨折してしまったのです。 原:本当に正々堂々というかね。真っ向からきたというイメージが強いですね。打ち取られた時は「参った!」、打った時は「どうだ!」っていうね。そういう気持ち良さはありましたね。 津田投手は30歳の若さでマウンドを去りました。しかし、最後まで直球勝負に生きた野球人生でした。 ── NHKスペシャル「もう一度投げたかった 炎のストッパー・津田恒実の直球人生」(1994年5月放送)より |
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