人一倍の責任感 大瀬良大地 心の強さ |
ローテーションの軸として… 大瀬良:目の前の登板に向けて一所懸命、責任を持って準備をしてやっていくということしか、今は考えてないです。 マウンドで見せる熱きファイティングスピリット。この気迫を胸に今年のカープ先発陣を支えるのが、この男。 ゴールデンルーキー・大瀬良大地 4月16日の阪神戦、今シーズン3度目の登板でプロ初勝利を挙げると、そこからここまで4連勝。驚くべきは6試合中、1試合をのぞく5試合で7回以上を投げ切り、失点を3点以内に抑えてきたことだ。 大瀬良:先発すれば誰にもマウンドは譲りたくないという思いはあるので、一球一球魂を込めて全力でいこうと、その気持ちだけでした。 先発投手としてのプライド プロ初完投の後に口にした先発投手としてのプライド。そんな大瀬良は自身ここまでのピッチングをどう見ているのか。 ── ここまで6試合に登板されていますけども、一番自分の中で印象に残っているシーンであったり、出来事であったりというのはありますか? 大瀬良:きのう(8日)の試合が、状態も良くない状態だったんですけど、野手のみなさんが終盤に点を取ってくれて、中継ぎの方が精一杯投げてくれて抑えて下さったという、本当に自分だけの力だけでは勝てる事はないというか。そういったことが改めて身に染みた試合だったと思います。 大瀬良にとって初めての事態が起こった。8日のヤクルト戦、5回まで無失点ピッチングが続いていたものの、6回に突如リズムを狂わし、わずか3球で3失点。 さらにその後も打ち込まれて山内コーチがマウンドへ。 ── テレビ見てますと、すごい悔しそうな表情をしている一方で、永川投手がマウンドに来るのを待ってましたよね。 大瀬良:いきなり緊迫した場面を作ってしまって、永川さんもいきなりの登板だと思ったので、本当に申し訳ないなという気持ちもあって、あの場面は待っていなきゃいけないと思いました。 プロ初のイニング途中での降板 試合を任された責任を果たせなかった悔しさ。プロ入り後初めてイニング途中でマウンドを降りた大瀬良だったが、この時のピッチングを冷静に振り返るだけの自己分析能力を兼ね備えていた。 冷静な自己分析能力 大瀬良:どっちかというと僕は「縦振り」と言われるような投げ方なんですけど、スライダーを多く投げ始めたりすると、肘が低くなって「横振り」になっちゃたりするんですけど、その辺でコントロールが効かなくなったり、抜け球が多くなったりとか。 ── スライダーを多く投げた事によって、コントロールがつかなくなったということですか? 大瀬良:そうですね。その試合での疲れもあると思うんですけど、悪い癖というのもあるので、それが8日のヤクルト戦の6回だったと思うんですけど、その辺の修正ポイントさえしっかり掴んで修正できれば問題ないと思うので、そこをしっかり次の登板に向けて見つけてやっていこうと思います。 23年ぶりの悲願へ 23年ぶりの優勝へ向け、首位街道をひた走るチームに今や欠かせない22歳。スタンドに詰め掛ける多くのファンの期待を背に、時に熱く、時にクールに、これからも目の前の猛者達に立ち向かう。 大瀬良:本当にファンの皆さんの声援が僕の力になりますし、逆に僕も一所懸命投げて勝つことで、ファンの皆さんに喜んでもらえるように、それを僕の頑張る糧というか、そういったものにして、一つでも多く勝てるように頑張っていきたいと思います。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(11日放送)より |
安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
プロ野球・広島東洋カープに関連した情報等をお届けする個人ブログ。速報・話題・予想先発・2軍情報など