好調・カープを支える九里亜蓮投手 ── 公式戦が始まって、およそ3週間が経ちますけれど、今どんな気持ちで毎日過ごされていますか? 九里:本当にレベルの高いところで、プレーができている実感も少しずつわいてきて、その中でプレーできる喜びを感じながら日々やっています。 九里:充実はしてます。 開幕から一軍に定着している九里投手。充実しているという言葉通り、先発と中継ぎの両方の役割をこなしてきました。共にカープに入団した大瀬良大地投手にひけをとらないピッチングで、首位を走るチームを支えています。 新人一番乗りでプロ初勝利 デビューは開幕2戦目の中日戦でした。多彩な球種を駆使して、タイミングを外す投球を見せます。内野ゴロで15のアウトを奪った九里投手。12球団の新人で一番乗りのプロ初勝利は、九里投手の強い気持ちが生んだ初勝利でした。 ── 初登板ということで、色んな声も届いたと思うんですね。プレッシャーにはならなかったですか? 九里:プレッシャーはかけてもらえばもらえるほど、そういうのには強いタイプだと思っているので、変に緊張せずにしっかり自分のピッチングができたと思います。 先発予定が雨で流れるなど、チームの事情で中継ぎも経験した九里投手。勝ち星は挙げましたが、低めにボールを集める自身の持ち味は発揮しきれていないと考えています。 九里:まだしっかり完全に全部低めに投げれているかといったら、やっぱり甘く入ってしまうボールとかもあるので、甘いボールを1球でも少なくしていくのが、課題だと思います。 課題克服に向けて見直したのがキャッチボールです。ほとんどの投手は投球の際と同じフォームで行っています。しかし、九里投手は打者に投げ込む時と違い、野手のように細かいステップを踏んで投げています。 バリントン投手を参考に 参考にしたのはバリントン投手です。細かいステップから得られる効果を、幼い頃にアメリカで覚えた英語で、自ら聞きに行ったと言います。 九里:なんの意味があるのかが、最初は分からなくて真似から入ったんですけど、ちょっと意味が分からなくて、バリントンさんに聞きに行って、「下半身から上半身に伝えるようにリズムを作りながら投げている」っていう話を聞いたから…。 細かいステップから得られるリズムを掴もうと、日ごろから繰り返し取り組んでいます。 九里:ある程度、リズムができるようになってくれば、無駄な力を入れなくてもボールに力が伝わるので、向上につながってくれればと思ってます。 課題克服に取り組みながら、一昨日は早くも2勝目を挙げた九里投手。開幕から好調なチームに欠かせない力になろうとさらに気持ちを強くしています。 九里:シーズン始まる前から、1年目から2桁勝てる投手になりたいと言ってきたので、そういう意味では、そこの数字にこだわって、しっかり1年間ローテーションを守れるように、結果を残し続けていけるように頑張りたいと思います。 ── NHK総合・広島「お好みワイドひろしま」(21日放送)より |
安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
プロ野球・広島東洋カープに関連した情報等をお届けする個人ブログ。速報・話題・予想先発・2軍情報など