── 北別府さんからご覧になって、一番キャンプで良いなと思ったのはどなたですか? 北別府:大瀬良と九里が投げてましたけども、大瀬良はやはりある程度ブレーキをかけながらだったと思うんですけど、それにしても150キロ近い球を投げてましたし、本人にも一回聞いたことがあるんですけど「コントロールには自信あるのかな?」と聞いたら「自信あります」と言ってましたから、やはり低めに良いボールが来てました。
北別府:九里君はちょっとまだ高めに浮いたりするボールもありました。 北別府:そういう意味では大瀬良の方が仕上がり的には早いという感じ。 ── 新人のキャンプ、最初のキャンプですのでこれから徐々に調整していければという感じもありますよね。 北別府:どうしてもマスコミが追いかけますのでね。ペースが上がっちゃったりすることもあるんですけど、そのあたりをコーチ、周りがブレーキをかけながらという形でやらしていきますんで。どうしてもね、ファンの方もルーキーを見たいという気持ちもあるでしょうし、ついついお客さんが増えると選手も気持ちが入ってきますんでね。そういう意味では周りが抑えてやってる形ですね。
── 今村猛投手が心配だとメッセージが届いていますが。今の時点で6失点は気にしなくていいですか? 北別府:皆さん昨年から心配されてるでしょうけども、本人にキャンプで話を聞きましたけども、いまひとつやっぱり「指先にかかりが悪い」とは言ってましたけど、この6失点はまだ試すボールもあったりで、ある程度課題をもってやってると思うんで、あまり気にする必要はないと思いますし、実績を持ってる投手ですから、出てきてくれると思います。
── 新外国人左腕のザック・フィリップス投手、ボークを取られる、連発したというニュースがありましたが。 北別府:これは、日本のルールと少し違いますので、アメリカのルールというのはセットポジションに入った時に静止しなくてもいいんですね。 ── ルールがそもそも違うと。 北別府:ルールが違うというか、あまり厳しく取らない。日本は必ず一回静止しないと、厳しい見方で取りますので。 北別府:だいたい新しく来た外国人投手というのは、気持ちが打者に集中している時、セットを止めずに投げてしまうことが多いので。カープの外国人だけではなくて他のチームもそうですけども。よくボール取られますね。ですから本人が意識すれば大丈夫だと思います。捕手もボークが多い投手には「しっかり止めろよ」ということをジェスチャーでやったりしますので、大丈夫だと思いますよ。
── 一岡竜司投手はどう評価されてますか?今の段階では難しいかもしれませんが。 北別府:第2クールのキャンプで見ましたけど、かなりキレの良いボールも投げますし、ちょっと手と足のバランスがね、なんと表現したらいいのか、バッターからしたらタイミングが取り難そうなフォームで投げますのでね。だから結構面白い存在ではないかなと。 北別府:首脳陣の話だと先発で使っても面白いんじゃないかなという話も出てるみたいですから、球的にはかなりキレの良い速いボールを投げてます。課題は変化球でしょう。このあたりが克服されたら先発でも十分いけるんじゃないかなと。 ── 女性人気も高いですしね 北別府:結構ね、すがすがしい顔してますからね。
── 福井優也投手が、これから復活をかけるシーズンになってくると思うんですが 北別府:出てきてもらわなくては困る投手ですし、去年までもボールが思うように投げられない、思うところに行かないのが昨年だったと思うんですけど、そのあたりを今年はキャンプから早く仕上げてきてますから、この間の紅白でパーフェクトで抑えてますから、球はもともと速いボールを持ってるわけですから、問題はコントロールでしょうからね。 北別府:だから、もう少し変化球、緩いボールを上手く使いながら早いボールを使っていけば有効になってくるんじゃないかなと思います。どちらかというとムキになって投げずに、一歩引いて考えてゆっくり投げればね。うまく投げれると思うんですけども。 ── 広島FM「DO THE CARP」(17日放送)より |
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