九里:(バレンタインチョコを)中学校の時に初めてもらった時は嬉しかったですね。30個ぐらい… ── 30個?? 学生時代に手にしたチョコレートの数からも、そのスケールの大きさを感じさせるドラフト2位・九里亜蓮投手。去年の秋、大学日本一に輝いた男は刺激的な毎日を送っています。 九里:大学とは違って短い時間で質の高い練習をするので、やったことのない練習も多いですし、そういった意味で初めての経験の事も多かったので、一つ一つの練習を楽しくやれています。 ここまで大きなトラブルもなく順調にメニューを消化してきた九里投手。今週11日にはフリー打撃のマウンドへ。岩本貴裕選手と小窪哲也選手に49球を投じて、ヒット性の当たりは12本と多少打ち込まれた感はあるものの、本人は打者の反応を見たかったと、あくまでストライク先行の投球を重視しました。
岩本:威力のある真っ直ぐだったり、ちょっと動くボールだったり、色々投げていたのですごく実戦向きというか、楽しみですね。実戦になった時に打者がどういう反応をするのか。
早くもプロで活躍する打者から評価を得た九里選手。このキャンプで重点的に取り組んでいる事は基本中の基本であるフォーム固め。 九里:ブルペンに入ってから3日間のビデオを見ながら、自分の悪いところが見つかったので。 ── 悪いところというのは具体的には? 九里:大瀬良が隣で投げていたので、負けたくないという気持ちはずっと持っているので、あいつより速い球を投げてやろうとかいろんな考えを持った上で力が入って、フォームの軸がぶれてしまったので、そこに気付いたので変に力まずに自分のピッチングをしっかりしようということで、軸がぶれないように、しっかり投げていくという事を心掛けて、そういった意味ではフォームがしっかり固まってきているのではないかと思います。
負けず嫌いの性格ゆえに力みからフォームを崩していた一方で、自らを冷静に分析できるクレバーな男の練習を見守る山内コーチも、その可能性について大きな期待を寄せています。
山内:色んな球種でストライクを取れて決め球にもなるという、総合的なタイプの投手かなと思っています。先発タイプだと思いますし、それを目指して頑張ってもらいたい。 明日から始まる最終クール。まずは2次キャンプの舞台となる沖縄行きを懸けた戦いを勝ち抜き、その先に目指すものはただ一つ。 九里:実戦も多くなってくると思うので、そこでしっかり投げれるようにしていって、開幕1軍、開幕ローテーションに入らなければ意味はないので、しっかりそこを目指してやっていきたいと思います。 ── 広島ホームテレビ「HOME Jステーション第2部」(14日放送)より |
安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
プロ野球・広島東洋カープに関連した情報等をお届けする個人ブログ。速報・話題・予想先発・2軍情報など