── 先週の月曜日にラジオ番組を終えてから広島を発ったんですよね。 安仁屋：車で行きました。 ── 昨日までいらっしゃったと。 安仁屋：昨日の夜に帰ってきました。 ── 結構長い滞在でしたね。 安仁屋：まぁ、一週間。 ── 広島はその先週の一週間で週末ぐーっと寒くなったんですけど 安仁屋：寒かった！らしいですね。 ── 暖かかったんですか？ 安仁屋：いやいや向こうもね、行った二日間は温かったですけど、そっからは雨！と寒さ！ ── ありゃりゃりゃ。 安仁屋：結構、寒かったですよ。 ── 日南にしては結構寒かったと。 安仁屋：寒かった。 ── 日本列島がね、寒くなったというのはあるんでしょうけど。 安仁屋：行った時と昨日は温かったですよ。昨日はもう半そででもいいんじゃないかというぐらい。昼間はですよ。 ── さすがにね。違いますね。気候が。 ── さぁ、そんなキャンプなんですが、全体的な雰囲気としては？ 安仁屋：良かったですね。去年より今年の方がね。選手が笑顔もあったし、苦しい顔もあったし、色々あったですよね。 ── 去年のCS進出を受けての今シーズンに繋がるわけなんで、前向きなオーラが出てるんでしょうね。 安仁屋：出てましたね。特に監督がね。あっちこっち移動するたんびにね、笑顔も出てたし、ファンにもすごくウケが良かったし。
── 選手の仕上がりについて聞いていきたいんですが、まず投手陣から。投手陣と言うと、3本柱！マエケン、野村祐、バリントンあたりは？ 安仁屋：マエケンはね、1日しか投げるのを見なかったんですけど、球の回転とかはさすがですよ。受けた捕手がね、モノが違うて。10球ぐらい受けてね、石原と代わったんですけどね、モノが違う感じでね。 ── 安定してますねー。 安仁屋：やっぱりね。球の回転だけ見れば超一流ですよ。
安仁屋：野村祐輔もね。順調だと思いますね。ただ、本調子までいってないって本人は言うんですけどね、見た感じはね、コントロールも良いし、球の回転もよかったし、また10勝以上はできるんじゃないかなって気はしましたね。
安仁屋：それともう1人、バリントン。先発候補。彼は全力投球はしなかったんですけど、コントロールを重要視してね、良い仕上がりかなっていう感じは受けました。
── 10勝・10勝・10勝はもう確定？ 安仁屋：30勝は最低でもしますよ。
安仁屋：あと先発候補としてね、福井優也、今井啓介、田中（？）、中堅・若手いうんかな？戸田隆矢、若手ですけど、戸田の場合は出て欲しい、左の先発がね。
── 今、名前の挙がった福井投手、球種等どうですか？ 安仁屋：彼の場合は「心」、「ハート」ですよ。ちょっと弱いところがありますからね。それさえ克服できれば、球一つ見れば、いつも言い続けてるけどマエケンと変わらないぐらい良いのを持っとる。だけど、あとはね、四球とか、ああいうところから崩れるですけど、今年はフォームを改造してね、足の位置をやってみて、しっくりきたみたいですよ。期待はできるんじゃないかと思いますけど。 ── 大きく飛躍するシーズンになってほしいですね。
安仁屋：今、名前挙げた中ではね、ボク今年のイチオシは去年もちょっと押したんですけど田中！……中田？ ── 中田廉投手？ 安仁屋：彼はね、この中でも一番良かったんじゃないかな。ストレート系もね、変化球もね、結構キレがあったし、この時期でアレだけ投げれるいうことは、今年はちょっと飛ばすんじゃないですかね。 ── 頭角を現してきますね。 安仁屋：去年もキャンプ、ぼく行った頃に良かったんですけど、途中でね、ちょっとケガがあって、今年はね、彼に注目したいなーって。 ── これはまた楽しみな。中田廉投手、皆さんよく見ときましょうね。 安仁屋：体重もね、8キロぐらい落したらしいですよ。細くなったなー言うたら「8キロぐらい落ちましたと」 ── 改良してるんですかね？ 安仁屋：と思うんですよ。
── それと、もちろんルーキーも気になるところで、大瀬良投手や九里投手。（リスナーから）「九里投手の様子教えてー」と来てますよ。 安仁屋：彼はね、ボクが帰る日にね、新人二人共ね、大瀬良が122球投げたんかな、九里亜蓮が133球投げたんですよ。二人共順調な仕上がりじゃないですかね。九里は、亜蓮はね、200球投げたかったけど、コーチから止められたってことでね、少なめになったらしいんですけど。本人は200球投げたかったみたいですよ。 ── 頼もしいじゃないですか。 安仁屋：大学時代は500球投げてたらしいんですよね。やっぱりそう大学でやってきたんだから、ボクはやらしてもいいんじゃないかと思いますけどね。飛ばしすぎるのをこわがっとるのかどうか知りませんけど、でも投げ込みというのは大事だからね。本人が投げたい時は、投げさしたほうが良いと思うんですけどね。彼の場合、ストレートは140出るか前後だと思うんですけど変化球のね、キレがいいですよ。特にチェンジアップとかね、フォークボール。だからそれを楽しみにしとるんですけどね。
安仁屋：大瀬良はもう球の回転が良かったし、ストレート系が良かったですよ。
── ルーキー二人が切磋琢磨してたら… 安仁屋：いや、もう1人おるんですよ。西原！ ── あ、はいはいはいはい。 安仁屋：彼がね、中継ぎで面白い存在。 ── 中継ぎで？ 安仁屋：アンダースローいうんか、サイドスローというんか、あの、ちょっと、こう、真ん中が間ですけど、球のキレがありますよ。 安仁屋：監督もね、これにはね、あーこれは面白い存在ということでね。 ── 頼りになるし、先輩からするとうかうかしてられない存在ですね。 安仁屋：これは面白い投手だなと思いましたね。 ── ほんと今年、話題が多いんですよ。
── まだあるんですよ、気になる投手と言ったらねー一岡投手に関してもね。かなり注目されてますよ。 安仁屋：彼は先発タイプですけどね、その前のシート打撃ではね、こてんこてんに打たれたんですよ。左足のツッパリ心配したんですけどね、昨日は良かったみたい、昨日はボク見れなかったんですけど、各新聞でね、素晴らしいピッチング、5三振言うたらね、紅白戦とはいえ、立派ですよ。 ── 投手陣は本当に層が厚いわ。 安仁屋：投手陣はね、ぼくはあのー大竹が出て行ったんですけど、僕は誰かがカバーしてくれると思いますね。そんなに心配する必要はないと思いますよ。 ── 今年は注目選手が多すぎちゃって楽しみすぎますね。安仁屋さんが中田廉投手を押してますんで、ここらへんもね、注目してください。
── 一方、野手陣なんですが、気になる選手、メールで栗原健太選手は名前が挙がってますね。 安仁屋：栗原はね、絶好調ですね、打撃見てもね、ものすごい調子良い。それとね、バッターボックスに入った時の構えもね、変えてます、多少はね。バッティングでも踏み込んで打てるようになったし、あんまり開かないんですよね。このまま行けば僕も相当期待できると思うんですよ。それとね、ユニフォームスタイルも変えました。ズボンをね、ずっと膝まで上げて赤いストッキングをサーッと見せてますから。やっぱりこう、気分的にも、うん。 ── あれはやっぱり気持ちの表れなんですか？ 安仁屋：だと思いますよ。 ── じゃあ、今年こそは栗原選手の活躍が見られそう。 安仁屋：昨日、紅白をね、途中までトレーナー室で見とったんですよ。そしたら向こうからね、「安仁屋さん！」って挨拶に来て「どうですかー」って、どうですかーってお前の方がどうかってボクが聞きたいよって言うたら、絶好調ですよって。 ── じゃあ、良いんですね。ご本人から安仁屋さんにコメントを求めるということはきっとね、自信がある。
── メールにもありましたが堂林選手はどうですか？ 安仁屋：彼はね、とにかく一生懸命それだけですね。顔見とったらね、可哀想なぐらい目がね、完全に二重になってですね。だからやつれて見えるんですけど、体自体はね、自分では大きくなったらしい。だから良い事じゃないかと思うんですよ。 ── それだけ自分自身で集中して黙々と。 安仁屋：やってますね。マイペースどころじゃないんですけど一生懸命にやってる姿がね、目に付いたですね。ガムシャラですよ。今。期待できます。サードはいっぱいいますからね。人選的にね、だからうかうかできないのね。僕は野村監督にお願いは、最初は堂林で行ってほしい。そしたら周りも、また競争意識がね、高まって激しくなるんじゃないかと。
── あと野手で気になる選手はいらっしゃいますか？ 安仁屋：新人の選手ですね。 ── 田中広輔選手？ 安仁屋：彼のバッティングはね、そこまでじゃなかったんですけど、守備いうのはね、良いの持ってますね。梵もね、年間通して出来るかどうかは分からないですからね、膝に爆弾抱えとるから、十分穴埋めできると思います。彼は！守備では本当に素晴らしいですよ。 ── 期待の選手だらけ。じゃあ、安仁屋さんが見たところ全体的に順調ということですね。 安仁屋：順調に来てると思いますよ。 ── このままの調子でさらにパワーアップして本番に向けてもらいたいなと、カープの日南キャンプは来週19日まで行われますね。 安仁屋：その後、沖縄に向かいますからね。 ── 頑張ってもらいましょう。 ── RCCラジオ「平成ラヂオバラエティ ごぜん様さま 安仁屋宗八の直球勝負」（10日放送） |
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