| シーズンを見据えた決意 大瀬良大地投手 |
1年目から先発ローテーションの一角として、期待の高まる大瀬良投手。プロ初めてのキャンプを前に、今の心境を伺ってきました。 ── カープのキャンプのイメージは？ 大瀬良：すごくきついと誰からも聞くんですけど、すごく楽しみだなという思いでいます。とにかく怪我をしないように体もつくりながら乗り切っていければいいかなと思ってます。 大学時代の実績は十分な大瀬良投手。それでも洗練されたプロのメニューを体験する事で、厳しさとそれまでにない新鮮さを感じていました。 大瀬良：トレーニングの面では、より内容も濃くなって、学生時代ではやっていないようなメニューもあるので、そういうところは新しい知識として、ボクの身にもついてます。 ── 例えば、どのメニュー？ 大瀬良：チューブを足に巻いて、お尻の筋肉を鍛えるトレーニングがあるんですけど、そういうトレーニングはやったことなかったので、すごく面白いと思って取り組んでます。初めての環境なので、何もかもが刺激になる。 トレーニングの下地となる体力測定でも、潜在能力の高さを見せつけました。足の力を含めた下半身の筋力などで優れた数値をマークし、総合成績も新人の中でもトップでした。  この日訪れたのは歯科医院。行われたのは噛み合わせの力の測定です。大瀬良投手の噛む力は一般男性の1.5倍となるおよそ95キロ。  噛み合わせの力の強さに、威力のある速球を生み出す秘密が隠されていました。 大瀬良：（歯を）食いしばって投げるタイプなので、歯は大事だと思います。 投げる方ではブルペンでのピッチングと平行して、遠投の距離も広げてじっくりと肩を作っています。入団以来常に注目される中、自分のペースを崩さずトレーニングに取り組む大瀬良投手。そこにはキャンプからシーズンを見据えた強い決意があります。  大瀬良：1年目からローテーションに入ってやっていくつもりでいたので、そこに向けてのトレーニングはしっかりやってきたつもりです。キャンプにもしっかり、ついていけるようにやりたいなと思います。 ── ブルペン入りはいつぐらい？ 大瀬良：アピールしなければいけない立場だと思うので、少しでも早めに入れたらいいと思う。体の状態と相談しながらですね。 ── 早ければ初日からということも？ 大瀬良：ないことはないかなと。 ファンへのサインにもシーズンの大きな目標を書き込んだ大瀬良投手。ユニフォームに袖を通す、来月1日のキャンプから目標に向けて突き進む覚悟です。  ── ファンへのサイン色紙には「新人王」 大瀬良：なかなかとれる機会の少ない賞なので、その賞をとれるように一つ一つ目標をクリアしていけたらいいかなと思ってます。プロ野球の世界に入った以上、頂点を目指したいと思ってやるのは、みんなが思っていることだと思いますし、もちろんボクもその1人なので、そういった意味では目標を高く持って、それに向けて頑張りたい。 ── NHK総合・広島「お好みワイドひろしま」（27日放送） |
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