-現役生活を終えられて2ヶ月、今のお気持ちは? 前田:本来であればトレーニングをしている時期なんですけど、何もせずゴルフばかりしています。 -実は今日も行ってこられた? 前田:えっ?どうしてそういう事を言うんですか(笑)昨日も行ってきました。 -あれだけ時間を割いてやってこられて、心にポッカリ(と穴が)ということは? 前田:体も鈍ってるんですけど、心の隙間というか、物足りなさはあります。 -素顔も含めてたっぷりとお話を伺っていきます。
-24年間を振り返っていかがですか? 前田:色んな事を思い出して、短いVTRでしたが甦ってきて、ちょっと大変ですね。今。 -うるっとされてますか? 前田:危ないですね。 -引退試合の時の「一途に」というところに心を揺さぶられたんですが 前田:それだけ思いつめるというか、本当に集中して(心血を)注いできたんで、思わず出た言葉です。 -前田選手といえば現役時代、ファンの間では様々な伝説がささやかれていました。 Q:入団直後「どんな球を待っている?」に「来た球を打つんです!」と答えた? 前田:若い頃は本当に、ストレートのタイミングで、あとは色んな球を打っていく自然体でやってました。もちろん、それは練習で頭の中でイメージをして本番でいかに応用するかというところでやってました。 Q:首位打者争いをしてた98年の最終戦「みっともないもの見せられない」と出場を辞退? 前田:そういうかっこいい事は言ってないです。ただ、当時の三村監督に「出ても向こうは敬遠すると言っているけど」と言われたので、「じゃあ出ません」と答えた。かっこいい悪いではなくて、打たしてもらえないなら出る意味がないので。無駄な時間を過ごすなら出ないほうがいいかなと。 Q:理想の打球は?と聞かれ「ファールならある」と答えた? 前田:結果的にファールになったんですけど、いいですか?という答え方はしたと思う。本人としてはボールの上を良い感じで…飛んでいってファールにはなったんですけど、今のはポールを巻いたんじやないかなっていう…自分の中では勝手な捉え方をしていて、あれはまぁ良い感じだったなぁと思わず答えたんですけど。
Q:男性ファンより女性ファンの声援の方が嬉しい? ○ 前田:そりゃ、悪意がありますよね。意地悪ですよね。三角があればよかったんですけど。そりゃ嬉しいですよ。僕のファンはマニアックな人が多いんで。どなたでも、僕のマニアックなファンの方は嬉しいです。 Q:打席に向かう際、決められた準備、または験担ぎがあった? ○ 前田:気が弱いんで僕は。心を落ち着かせる為に、多少そういう作業というか、ルーティンをすることによって、うまくはいれるかなと思いながら。何をしていたかは内緒で。恥ずかしいんで。 Q:実は顔を見るのも嫌なくらい苦手な投手がいた? ○ 前田:たくさんいたんで、相性がよくなければ嫌だなと思いますし。各球団に1人ぐらい。 Q:規定打席クリアの3割と30HRなら30HRの方が嬉しい? ○ 前田:嬉しいですね。自分に一番足りないものなんで、やっぱないものねだりというか。(4番を任された事もありましたが)4番は長打を打たないといけませんし、チャンスでも打たないといけない。プロ入った時に体も細くて打球がなかなか飛ばなかったので、外野にね。キャンプの時。ですから、それから毎年オフになるとウエイトトレーニングとかをやってパワーをつけて、だんだん打球が遠くに飛ぶようになって、効果が出るようになってからはすごく嬉しくて。 Q:男の中の男というイメージの前田さん。実は大の甘党だ? ○ 前田:それは関係あるんですか?(笑)
-今後は解説者となられる前田さんですが、テレビの世界に入られるということで、食べたものの感想を言う食レポをされる事も? 前田:ないですね。ないですないです。 -先ほどのケーキを食べていただいて視聴者の皆様に味の感想を伝えていただきたいと思います。
前田:私には無理です。かぁー。時間もないんで、さっさと。皿は持ちません。手が震えるんで。普通にこういう感じで。じゃあ、いただきますね。コレ。うまい!これは!ただうまいだけです。甘さ丁度いいですね。生クリームの。これはうまいですね。もう一口いただきます。(番組が勝手に進行)あ、もういいんですか?ひどいなぁ。
-現役時代は95%野球と5%ゴルフ(画像は出せないのでパーセンテージは目安) 前田:ジーズン中、新幹線で移動する時とかはゴルフ雑誌を読んでました。 -現役を引退されて脳内はかわりましたか? 前田:反対になりました(ゴルフが95%)。野球はこれから解説しないといけないので、打撃理論とかを。今まで我流でやってきたので。 -ご自身の(2000本安打達成時の)VTRを見ながら解説してみてください 前田:美しくもなんでもないですね。こりゃあ。体が重そうですよね。非常に。カウント0-2にも関わらず、体が揺れてますから。これはね、話せば長くなるんですよ。(絶対に打たないといけない場面?)ですから、ですから、2ストライク2ボールから強引に打ちにいったんです。普通であれば僕は打たないです。選ぶんですよ。でも、あそこで打たないと非常にやばいんで。ストレートが来るのが分かってて、ストレートを打ちにいって、あの程度の打球なんで、内容的には…。でも2000本というのが大優先だったので。とりあえずということです。 -どんな野球解説者になっていきたいというのはありますか? 前田:自分的には我流で、バッティングにしてもですね、やってきたので、ちゃんとしたバッティング理論。例えば右バッター、左バッターの微妙な違いとか、そういうところも、右バッターの人に聞きながら、感覚的な違いを多少照らし合わせて、言葉としてうまく説明できれば、視聴者の人が分かりやすいなと思いながら、やっていきたいなと思います。 -現役の選手に話を聞いていこうと? 前田:そのへんが大変ですよね。「よろしくお願いします。ちょっと教えていっ…いただけませんか?」と言いながら、勉強していこうと。 -来シーズンのカープに期待することは? 前田:16年ぶりのAクラスになってくれたんで、これから後輩達が昔の強いカープになるために、いかに自分の技術を磨いて精神力を磨いて、一致団結して上に行ってくれる。常に強いカープになってくれるということ。未来が明るい事を願って。 -広島ホームテレビ「HOME Jステーション第2部」(17日放送) |
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